「金刀比羅宮」(ことひらぐう)は、日本の熊本県熊本市にある神社で、熊本県を代表する観光地のひとつです。金刀比羅宮は、別名「九州大宮」とも呼ばれ、九州地方で最も格式の高い神社のひとつとされています。
金刀比羅宮は、祭神が複数祀られている複合神社で、主祭神は、海上交通・漁業の神様である「菅原道真公」、および、学問・芸能の神様である「天照皇大神」です。また、他にも多くの神々が祀られています。
金刀比羅宮は、境内には大小さまざまな多数の社殿があり、特に有名なのが「国宝・本殿」です。本殿は、室町時代に建立されたとされ、豪華な彫刻や彩色が施された美しい建物です。
金刀比羅宮は、毎年4月の上旬から11月の下旬まで、「熊本市民などが協力して祭りを盛り上げる」藤棚まつりが開催され、多くの観光客でにぎわいます。また、毎年2月の第3日曜日には、「九州一の節分祭り」として知られる節分祭りも開催されています。
熊本県を訪れる際には、金刀比羅宮の参拝や、周辺の観光スポットの散策もおすすめです。
「天照皇大神」(あまてらすすのおおかみ)は、日本神話に登場する神様で、日本最高神である「天照大神(あまてらすおおかみ)」の別称です。
天照皇大神は、太陽神として知られ、日本神話において、高天原(たかまがはら)にある天の岩戸にこもってしまったため、世界が暗闇に覆われ、人々が暮らしにくくなってしまいました。そこで、天照皇大神を引き戻すために、天孫族の神であるアメノオシヒミが、天狗の姿に変身し、天の岩戸を開けさせると、光が差し込み、天照皇大神が再び現れ、世界が再び明るくなったとされています。
天照皇大神は、日本の皇室の祖神であり、現在の天皇の祖先として尊ばれています。また、天照皇大神を祀る神社は、全国に多数存在し、伊勢神宮内宮にも天照大神として祀られています。
天照皇大神は、光明・生命・知恵・正義・慈悲などの象徴とされ、日本人の心の中に深く根付いている神様のひとつです。
「天孫族」(あまのむすこずく)は、日本神話に登場する神々の系統のひとつで、高天原(たかまがはら)と呼ばれる天上の世界に住む神々のことを指します。
日本神話によれば、天孫族は、天照大神(あまてらすおおかみ)をはじめとする多くの神々が含まれており、高天原で平和に暮らしていました。しかし、神々の中には、地上の国を作ろうという野心を持った者たちがいました。そのため、高天原から追放された神々の子孫が天孫族であり、神武天皇の祖先とされています。
天孫族は、日本列島を統一し、神武天皇をはじめとする天皇家を創始したとされています。また、天孫族には、アメノオシヒミやスサノオ、オオクニヌシ、イザナギ、イザナミなど、多くの著名な神々が含まれています。
天孫族は、日本神話の中でも重要な位置を占め、日本の歴史や文化に深く関わっています。