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フォントヴロー修道院

フォントヴロー修道院(英語名: Abbey of Fontevraud)は、フランスのロワール地方、メーヌ=エ=ロワール県フォントヴローにある修道院跡です。現在は、歴史的建造物として一般公開されており、観光地としても人気があります。

フォントヴロー修道院は、12世紀に設立されたシトー会の女子修道院で、当時は欧州最大の修道院のひとつでした。修道院は、中世において政治・文化的な重要性を持ち、フランス王家や貴族たちの寄進によって多くの財産を蓄えていました。また、修道院は美術品や書物の製作・保管にも力を入れており、中世フランスの文化の発展に貢献したとされています。

フォントヴロー修道院の特徴的な建造物としては、大聖堂、修道院長館、聖堂、回廊が挙げられます。これらの建造物は、当時の建築技術の粋を集め、豪華な装飾が施されています。特に、大聖堂は、フランス中世建築の代表的な作品として知られており、その美しさは多くの人々を魅了しています。

現在は、修道院跡には博物館やホテル、レストランなどが併設されており、観光客にも開放されています。また、毎年夏には、フォントヴロー音楽祭が開催され、多くの音楽ファンが訪れます。