鹹豆漿(かんとうじゃん)は、豆乳を塩や調味料などで味付けした飲み物で、中国や台湾を中心に広く食べられています。
一般的に、豆乳は甘い味わいがするため、鹹豆漿は珍しい味わいとして知られています。鹹豆漿は、朝食や軽食として食べられることが多く、中には、麺類や焼き餅と一緒に食べることもあります。
中国では、鹹豆漿を朝食に飲む習慣があり、北京や上海などの大都市では、朝食を出す店舗でよく見かけるメニューの一つです。また、台湾でも、朝食屋や路上で出店する屋台などで広く食べられています。
鹹豆漿は、健康飲料としても注目されています。豆乳には、良質なたんぱく質やカルシウム、ビタミンBなどが含まれており、栄養価が高いため、ダイエットや健康志向の人にも人気があります。また、豆乳に含まれるイソフラボンには、女性ホルモンに似た働きがあるため、更年期障害の緩和や骨粗鬆症の予防にも効果があるとされています。
鹹豆漿は、豆乳がベースとなっているため、豆乳アレルギーの人や大豆が苦手な人には適していません。また、味が濃いため、好みが分かれる飲み物でもあります。