X68000は、シャープが1987年に発売した日本製のパーソナルコンピュータです。X68000は、当時の他のコンピュータに比べて高性能なハードウェア仕様を持っており、特にゲームや音楽制作などのマルチメディアコンテンツの制作に向いていました。
X68000の主な特徴は次のとおりです:
1. CPU: Motorola 68000 10MHz(後期モデルでは16MHz)
2. グラフィックス: 16色または65,536色表示(ハイレゾリューションモード)
3. サウンド: FM音源 (OPM)、PSG (AY-3-8910)、PCM
4. メモリ: 1MBから4MBまでのRAM搭載(拡張可)
5. ストレージ: 2DDまたは2HDのフロッピーディスクドライブ、SCSIインターフェース(一部モデル)
6. インターフェース: MIDI、RS-232C、ジョイスティック、マウスなど
X68000は、当時のゲームやデモシーンなどで人気があり、多くの優れたゲームや音楽ソフトウェアが開発されました。また、X68000はMS-DOS互換性も持っており、一部のソフトウェアやゲームはPC/AT互換機用に移植されたり、X68000用のエミュレータが開発されたりもしました。
現在でもX68000は一部の愛好家やコレクターによって使用され、独自のソフトウェアやハードウェアの開発が行われています。